「和装は年齢を重ねてから…」そう思っていませんか?
実は今、20代・30代から日常に取り入れて楽しむ男性も増えてきています。
和装って、不思議で
20代では「新鮮」に、30代では「品」に、40代では「余裕」に…
年齢を重ねるごとに、まとう意味が変わっていくのです。
だからこそ、「今の自分にしっくりくる和装」を選ぶことが、
一番おしゃれで、一番自然なスタイルなのかもしれません。
本記事では、20代から60代までの各年代に合わせた和装コーディネートを、
実際の使用シーン・素材選び・ちょっとしたコツとともにご紹介します。
年齢を理由に和装を遠ざけていた方にも、
新たな一歩として取り入れたい方にも、きっと何かのヒントになりますように。
それでは、まずはフレッシュな魅力が光る「20代」からご紹介しましょう。
まだ「自分のスタイル」が定まっていない20代。
だからこそ、型にハマらない“自由な和装”がしっくりきます。
たとえば、Super100’s / 240g前後のライトウール素材。
スーツの世界では春夏向けに使われるこの軽やかな生地は、和装でも抜群の着心地。
「見た目はきちんと、着心地はTシャツ感覚」。そんな一着が、今の20代にぴったりです。
素材:Super100’s〜Super120’s(滑らかで柔らかい質感)
目付:220g〜260g(春〜秋の3シーズン対応)
柄:無地、織柄(シャドーストライプ)、細かい千鳥やバーズアイなどで個性をプラス
色:ネイビー・ミディアムグレー・カーキグレーなどのニュアンスカラー
アイテム | スタイル提案 |
---|---|
上衣 | Super100’sの生地で丈夫さと。動きやすく、光沢感で高見え。 |
羽織 | グレンチェックやシャドーストライプなど「西洋モダン柄」で都会的に。 |
袴(なしもOK) | あえて袴を省き、スキニーパンツ+帯で“軽やか和モード”に。 |
インナー | 白系の半衿Tシャツ/タートルネックなどで季節感を演出。 |
足元 | 足袋スニーカー、ドレススニーカーでバランスを取る。 |
シャドーストライプなどの控えめな柄は、和装にすると“奥行き”が出ます。
Super100’s〜110’sあたりの生地は、軽くて柔らかく、でも型崩れしにくい。
初めての1着として理想的です。
モノトーンでまとめつつ、小物(羽織紐・足袋)で差し色を一つ入れるとセンスUP。
シーン | おすすめポイント |
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成人式・卒業式 | 無地のスーツ生地+家紋なし羽織で“自分らしい晴れ着”に。 |
街歩きデート | 羽織+紺T+革靴で、モダンカジュアルな印象に。 |
友人の結婚式 | ダークトーン+織柄で、さりげなくフォーマル感を演出。 |